社宅に住んでいて、社宅に住める期限も少しずつ迫っていたこともあって、マイホームがほしい、と考えました。当初、まだ若かったこともあり、資金源の関係から、注文住宅による新築戸建を購入することが難しく、マンションにするか、建売住宅にするか、迷いました。その結果、子どもも小さかったことから、制約があっても、庭付きの方がよいと考え、建売住宅を購入、そちらに約10年程度住みました。
10年近くたってくると、我慢すればよい内装はともかくも、外壁も手入れが必要な状態になってきているようで、ここで外壁のメンテナンスにお金をかけるべきか、それとも、新しいところに移るべきか、悩みました。おりしも、子どもが中学生になり、都市部の私学に通学し始めていたこともあって、都市部での生活を考えるようになりました。とはいえ、それまで建売住宅とはいえ、一戸建てに住んでいて、庭のある一戸建てのよさも十分体験していましたので、交通の便利のよいところで、かつ、今度は建売住宅ではなく、自分の希望を反映できる注文住宅での新築戸建を考えました。それで土地を探したのですが、ある程度の土地の広さがあり、勤務先への通勤の便も、子どもの通学の便もよい、といった条件を考えると、土地自体で、予算オーバーになりそうな状態でした。そこで、マンションということが頭をよぎりました。マンションならば、交通の便などの条件はクリアできます。ただ、それまで、子どものころの官舎や、結婚してからの社宅などの集合住宅には住んだことはあっても、マンションのような集合住宅には住んだことがなく、しかも、賃貸とは異なり、一度住んだら、そう簡単に転居できるものではない、ということも結構気になりました。そのような考えから、土地とマンション、その両方でしばらく探す、という日々になりました。
最終的には、私たち家族にとってとても都合のよい立地で、とある大手のマンションディベロッパーが新築マンションを販売する、という情報を得て、内覧会などに参加した結果、交通の便には代えられない、ということと、予算の関係で、マンションを購入することにしました。
マンションに今住んでみて、ですが、当然当たりはずれもあるとは思いますけれど、快適な生活が送れており、マンションも悪くない、と思っています。