新築注文住宅で建てた友人のお話です。 きっかけは、自分の家に遊びに来て新築戸建かマンション購入かで迷っているという相談を受けた事でした。 自分は自分で言うのも何なんですが、結構面倒な手間と時間をかけて、理想の新築戸建を注文住宅で建てたので、参考になる話が聞きたかったのだそうです。 自分は最初からマンションについては考えていなかったので、その点は参考にならなかったと思いますが、注文住宅の点については、やたら細かくと聞いて来たので、話すことは出来ました。 将来長く住むことを考えて、もっと言えばそこで一生を終えるところまで想像してまずは土地を決める。 年老いた高齢者になった時に、可能な限り不自由を感じずに過ごせる場所の選定からが重要だと話しました。 それは、例えば、医療関係が充実している場所であったり、自然災害に悩まされることが少ないところであったり、自然が豊かで極端に寒かったり、暑かったりしない場所、あるいは、今までと同じように都会での生活と同様な利便性が維持できるところなど、とにかく、どっしりと腰を据えて長期にわたって居住することを念頭に入念に土地を探すことから勧めました。 そして、土地が決まれば、次は、いよいよ理想の家を視覚に訴えることで形に表してみることに力を注いでみたらどうかと話しました。 自分も、絵心など微塵もありませんでしたが、幼稚園児のような稚拙なものでしたが、外観やらリビングやら、書斎などを描いてみました。 すると、もっと欲が出てきて、こうしたいとかああしたいとかと言うアイデアが次々と出てきて、楽しくなってくることを感じたらこっちのものだと伝えました。 あとは、気心の知れた工務店と設計士さんをみつけること。 そして、づけづけと理想の項目をぶつけてみること。 笑いながらそんな話をしたのでした。 色々と最終的に大変なハードルがあって、家族と一緒にそのハードルを越えていく事は困難が伴うけれど、苦労した分その分だけ必ず理想の家に近づくことは疑う余地は無いから、その苦労を楽しみに思うくらいまでやってみるときっと人に自慢したくなるような家が手に入るぞ、とエールを送ってあげました。 |